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「1on1」の勘所:❷-2 1on1 によって期待される効果とボトルネック【部下編/組織・事務局編】

延べ 6 万人以上への 1on1 導入支援で分かった ビジネスコーチ(株)の成功する「1on1」のポイントとは


                

  • 1対nコーチング,1対1コーチング

❷-1 では 1on1 によって期待される効果とボトルネックの【上司編】をご紹介させていただきました。後半である❷-2 では【部下編/組織・事務局編】をご紹介いたします。


                 ~目次~
          1.期待される効果:「部下」視点
          2.期待される効果:「組織」視点
          3.定着におけるボトルネック:部下編
          4.定着におけるボトルネック:組織・事務局編
          5.まとめ

執筆者

1.期待される効果:「部下」視点

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期待効果①:仕事や職場環境に対する不安・悩みが解消されやすくなる
今までは“上司が忙しそう”、“話を聞いてもらえなさそう”と相談すること自体をあきらめていたり、タイミングを窺い先延ばしになってしまっていたりしたことも、上司との対話の機会が増えたことにより、物理的に話しやすくなります。
また、上司への信頼が増してくると、今まで伝えづらかったことや相談しにくかったことが伝えやすくなるといったケースもあるでしょう。
特にこのリモート環境下で、部下は以前より悩みを打ち明けづらくなったという話を耳にしますが、1on1 の導入によって解消されていく可能性は大いに高まります。

期待効果②:自身の強みを発揮しやすくなる
上司が部下のことを知る機会が増え、部下の強みを生かしたマネジメントをするようになると、部下自身も仕事に対する意味を見出しやすくなり、今まで以上に力を発揮できるようになります。
これまでの日本の学校教育や組織管理においては、努力をすることで活躍できる・成果を上げることができるという考えのもと、弱点克服が重視されてきました。しかし、労働人口が減り、少ない人員で大きな成果を求められる状況となった今、個々人の可能性を見極め、最大限発揮させられるかどうかが企業存続・繁栄の重要なポイントとなっています。
異なる才能を持つ部下一人ひとりの才能を活かし、強みとなる部分を伸ばすことで、部下は力を発揮できるようになります。そして周囲からの信頼・評価も高くなり、仕事を任される幅や量が増えてくるようになるため、結果的に自己成長につながりやすくなります。

期待効果③:キャリアパスが描きやすくなる
部下が仕事に対する意味を見出せない、モチベーションが下がってしまう、といった話がよく聞かれますが、上司が部下のことを理解して仕事を任せてくれる・意見を聞いてくれるようになることで、部下はその仕事に対してさらに積極的に携わるようになり、モチベーションも高まります。
そうしたことの積み重ねにより、できる仕事も増えてくるため、部下は自分の仕事に対する意義や価値を考えるようになり、自身のキャリアパスを描きやすくなります。
また、1on1 では上司との対話の中でキャリアをテーマにすることもあるため、自身のキャリアを考える良いきっかけにもなるでしょう。

期待効果④:上司の理解や支援が得られ、挑戦意欲が増す
期待効果1にも関連しますが、上司からの進捗確認が多かったり、上司の反応を伺いながら言葉を発していたりといった場合では、上司のための対話となっているため、部下本人の挑戦意欲は上がりにくくなります。
1on1 は部下のための時間。“本当はこう思っている”、“本当はこういう支援を上司にしてほしい”など、部下が本音を上司に伝えられ、それを上司が知ることで、上司は部下に対する接し方や支援の仕方を変えることができます。それによって、部下はより仕事がやりやすくなり、前向きに、自発的に取り組むようになるのです。

2.期待される効果:「組織」視点

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期待効果①:組織内での意思伝達がしやすくなる
上司・部下間で関係性が構築されることで、経営層からの情報が正確に一般社員にまで伝達されやすくなります。また、1on1 が浸透していくと、共通言語・共通認識が生まれるため、より早く適切に意思伝達がなされるようになっていきます。普通の会議や会話だけでは十分に理解を深め共有することが難しい、経営側からのメッセージや組織の Purpose やVision・Mission に対する理解の促進にもつながることでしょう。

期待効果②:組織の風通しが良くなる
風通しの良さは、組織の活性化にも非常に重要な要素ですが、上司・部下間で気軽に対話ができる・考えを伝えられる状態になることによって、実現の可能性が大いに高まります。

期待効果③:離職率防止につながる
離職の原因でよく聞かれるのが職場の人間関係です。
②にも共通するところではありますが、上司・部下間の関係性が良くなり風通しの良い組織になることで、部下側の不満や悩みが生まれにくくなる、あるいは事前に部下が相談をしてくれるため早めの対処できるようになり、結果的に離職防止につながります。
毎月の退職者に悩んでいた大手企業(観光業)が、1on1 を導入してから半年弱で効果が表れ、毎月の退職者が 0 になったという事例もあります。

期待効果④:イノベーションが起きやすくなる
上記の期待効果のように上司・部下間の関係性が構築され、また風通しが良くなることで、忖度のない自由なアイデア・意見が生まれやすくなります。
“何を言っても否定されない安心安全の場”が担保されていることで、より優れた考えが出やすくなり、結果的にイノベーションが起きやすくなるといえます。

3.定着におけるボトルネック:部下編

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✓1on1 の意義を理解していない
上司編でも触れましたが、部下からも“上司とはいつも話している”、“忙しいから時間が取れない”といったお声はよく出てきます。

対策の着眼点:1on1 の位置づけを整理し、共通認識を持つ
→上司編同様に、1on1 を足元の業務進捗とは明確に切り離し、未来に向けての時間投資だと認識してもらうことが大切です。

4.定着におけるボトルネック:組織・事務局編

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~組織~
✓1on1 を許容しない風土
現場や事務局は 1on1 に対して重要性を感じているのに、経営層が納得しないため導入できない、といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

対策の着眼点:経営層に対して 1on1 の実施の意義や目的の理解促進を図る
→経営層が 1on1 に対する理解が浅く、本質的な意義や目的、効果を理解していないことに原因があるかもしれません。具体的に何をネッ
 クに感じられているのかを把握したうえで、様々な観点から理解を促す必要があるかもしれません。

~事務局~
✓自然に定着するという思い込み
トレーニングは実施をするものの、あとは上司各自が実践してくれる(自然に定着する)と考えてしまうことで、その後の定着につながらない可能性が出てきます。

対策の着眼点:運用に関するガイドラインと定着へのフォローで効果的な運用を目指す
→1 回の説明やトレーニングだけでは、現場は混乱し、最終的には実施しなくなってしまいます。また、取り組み当初はうまくいかないこ
 とも多いため、上司や部下からの反発も少なからず出てくるでしょう。  
 会社(部署)としての重要な取り組みであり、会社(部署)全体で支援していることを上司や部下に理解してもらい、運用に関する指針を言語
 化し、粘り強くフォローを続けていくことが大切です。

5.まとめ

全 2 回を通して、1on1 によって期待される効果とボトルネックを紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の❷-2 でご紹介させていただいた内容についても、より詳しくお知りになりたい方は、弊社セミナー『【人事担当者向け】自社の 1on1 導入~定着までのボトルネックを見極める課題設定セミナー/事例紹介有』をチェックしてみてください。

1on1 は、導入から定着までに気を付けるべきポイントが複数あるため、ハードルが高いと 感じてしまう方も多いかもしれません。しかし、長期的なスパンで見た時の効果は非常に 期待できるものです。
導入を検討されている方は、周囲からの情報収集や事前準備をしたうえでの取り組みをお勧めしますが、ぜひその効果を信じて第一歩を踏み出してみてください。

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