【人的資本投資(部長編)VOL.01】CHAPTER 04. 部長育成投資における個別の状況を加味したフォローと、導入におけるハードルとは?②
部長支援の必要性(前編)
CHAPTER 04. 部長育成投資における個別の状況を加味したフォローと、導入におけるハードルとは?
- 導入のコツは第三者からのプレッシャーとスモールスタート
ここで多くの企業がぶつかるであろう壁がある。それは、部長の育成投資を進めていくうえで、いかに上層部を納得させ、効果的なステップを踏んで推進できるかだ。
■上層部に対する第三者からのプレッシャー
通常、推進者になりうるのは人事担当者であり、企画を推進していくには経営権を持つ上層部からの承認が必要になる。しかし社長といったトップが強力的に推進号令をかけない限り、新しい取り組みに対して消極的な反応が返ってくるケースが多く、特に変化を嫌う人物が執行役員以上にいた場合、実際にカタチにするのはかなりのハードルとなるだろう。現状、目に見えるリスクの発生や外部からの圧力もない中で、組織はなおさら動かない。
だからこそ、経営権を持つ人材に対して、組織内部にいる人材とは異なる視点・視野を持つ第三者が変化の必要性を明確に訴えることが重要である。
「これまでの組織の在り方を踏襲しながらビジネスを推進していくのは安定感や安心感があるかもしれないが、世の中の考え方やビジネス環境が急速に変化する現代において、部長の現状に向き合いテコ入れしていかなければ、徐々に組織の衰退を招く可能性がある」
「今の状態を問題視せず、特に対応もしなかった場合、気づいた時には企業としての勝ち手を失ってしまっている可能性がある」………
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記事:松村(ビジネスコーチ社 マーケティング本部)CHAPTER 05. 部長育成投資がもたらす組織メリットとは?① ー部長のリーダーシップ力と職場の雰囲気が大きく変化はこちら
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